Department of Informatics and Electronics,
山形大学 大学院 理工学研究科 情報・エレクトロニクス専攻
工学部 情報・エレクトロニクス学科 電気・電子通信コース
Graduate School of Science and Engineering,Yamagata University


研究

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概 要




ストレス管理・快眠支援・エコシステム
 
 横山研究室では、主に以下の2つのテーマを研究しています

 ・IoTセンサ+ビッグデータ解析で生活支援
 ・超低消費電力論理回路で環境にやさしいエコシステム




ひとにやさしいシステム

新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワーク(在宅勤務)やリモート授業などが急増し、
コミュニケーション不足や行動制限、先行き不安などから「コロナ鬱」という言葉が生まれるほど
ストレス管理がとても深刻な問題となってきています。
一方で、人生の約1/3を占めるといわれる睡眠ですが健康維持に大変重要で、睡眠時間の
短縮や睡眠の質低下による「睡眠負債」は大きな社会問題となっています。

そこで現代社会のストレスと睡眠に着目し、IoTセンサネットワーク基盤システムを用いて日常生活
におけるさまざまなセンサデータを取得・解析し、ストレス管理や快眠を支援する研究を行っています。
ストレス解析では、指尖光電脈波センサから心拍ゆらぎを計測し、さらに音声や行動、アンケートなど
を統合してストレスを解析・可視化して管理するシステムを開発しています。
また睡眠評価では、ベッドにセンサを装着し就寝中に取得した心拍・呼吸・体動や温湿度などの
各種センサ情報と、翌朝起床時のアンケート結果などを統合しビッグデータ解析によって睡眠の質向上
への要因分析や快適な目覚め支援を行うベッドシステムを研究しています。
  




環境にやさしいエコシステム
さらに、環境にやさしいエコシステムを目指して、低消費電力論理回路として、
従来シリコンCMOS論理回路を改良し従来CMOSより消費電力を低減できる断熱的論理回路
(Adiabatic Dynamic CMOS Logic;ADCL)について研究しています。
LED調光回路の制御部に適用して電力低減効果を評価しています。